プラスチックモデルキット
日本軍と戦った海兵隊のM4!!
第二次世界大戦で連合軍主力戦車となったアメリカのM4シャーマンの中でディーゼルエンジンを搭載したM4A2タイプを1/35スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキットです。
実車について
第二次大戦において連合軍の主力戦車となったアメリカのM4シャーマン戦車は合計で約5万両が生産され、さまざまなタイプが作られました。開発当初、飛行機用の星型空冷9気筒エンジンを搭載していましたが、飛行機の増産により戦車用のエンジンが不足。改めて自動車メーカーにエンジン開発が依頼されたのです。その中でジェネラルモータースが開発したのが12気筒の液冷ディーゼルエンジンでした。直列6気筒のエンジンを2基並列に組み合わせた特徴あるエンジンで、このエンジンを搭載したシャーマンがM4A2です。1942年から生産が開始されましたが、陸軍ではディーゼルエンジンは好まれず、船舶エンジンと燃料を共有できることから、主に海兵隊に配備。そのほか、レンドリース法に基づいてイギリス、ソビエトにも供与されました。主砲には75mm砲を搭載したタイプのほか長砲身の76.2mm砲搭載型も生産。76.2mm砲搭載型はソビエトに供与されています。海兵隊が装備した車両は太平洋戦線での日本軍との攻防にも多数が使用され、海兵隊員とともにジャングルなどで激戦を展開したのです。
モデルについて
モデルは第二次大戦でアメリカの海兵隊が主に装備したM4A2シャーマンを再現した1/35スケールプラスチックモデル組み立てキットです。溶接車体上部に鋳造の砲塔など、シャーマンならではのスタイルを実感たっぷりに再現。砲塔は鋳造肌の質感もリアル。コマンダーズキューポラは2タイプのパーツがセットされ、選択可能。くわえて、砲塔側面のピストルポートハッチをはじめ、各ハッチ類も開閉を選択して組み立てられます。主砲砲身はスライド金型を使った一体成型。砲口が開口した状態で、防盾のディテールとともに仕上がりもリアルです。車体上部はリヤのエンジンデッキ部分を別パーツで立体感も十分に再現。グリルなどの表現もシャープで、実感を高めます。車体側面には太平洋戦線でよく見られた日本軍の磁気吸着地雷を防ぐために取り付けられた木製の防護板と車内の弾薬庫部分の保護に装備されたアップリケアーマーのパーツをセット。木製防護板は木目なども表現され、塗装仕上げに腕を振るってみるのも楽しみ。どちらか選んで組み立て可能です。車体下部は底面のディテールも再現されたパーツを中心に立体感も十分にモデル化されたVVSSタイプのサスペンションを組み込んで仕上げていきます。
マーキングはアメリカ海兵隊太平洋戦線1944,45年のほか、1944年ペリリュー島でのアメリカ海兵隊第1戦車大隊、1943年のテニアン島アメリカ海兵隊第2戦車大隊など、カルトグラフ社製デカールで用意されています。
M4シャーマンファミリーのコレクションに欠かせない1台です。
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