プラスチックモデルキット
幻の超重戦車は1/72でも迫力!!
第二次世界大戦末期にドイツ軍が開発を進めていた超重戦車の試作車両、E-100を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキットです。
実車について
第二次世界大戦末期の1943年から開発が始められた自重140トンを越える超重戦車がE-100でした。設計が進められ、車体の試作に取り掛かっていたものの、残念ながら完成することなく終戦を迎えています。予定では同時期に開発が進められていた超重戦車、マウスの砲塔を搭載し、主砲には55口径の12.8cm戦車砲KwK44を装備、副砲に36.5口径7.5cmKwK44戦車砲を搭載する重武装を予定。また、装甲も車体前面が200mm、側面120mm、後面150mmの厚みを確保。エンジンにはマイバッハのHL234V型12気筒ガソリンエンジンを搭載して40km/hでの走行を可能とする予定でした。
残念ながら開発途中で第二次世界大戦は終結。未完のままのとなったE-100ですが、戦後接収したアメリカ軍の命令で車体の製作作業を続行、車体のみでしたが一応の完成を見ることになります。その後イギリス軍に引き渡された車体はボービントンでテストに供されたといわれています。
モデルについて
モデルは日の目を見ることなく終わった試作戦車E-100の完成形を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキットです。仕上がりの車体全長約12cmで丸みを帯びたサイドスカートの形状など、実感たっぷりに再現され、マッシブなスタイルはミニスケールでも存在感を楽しんでいただけます。コイルスプリングをサスペンションも一体パーツで再現。実車では幅1020mmもあった幅広い履帯はベルト式のDSトラックを使用して、組み立ても手軽です。もちろん、リヤのエンジンデッキのグリルなどの繊細な表現にはエッチングパーツもセットしてリアリティをアップ。E-100の完成形を確実に想像させる仕上がりです。
実戦配備されたことを想定した「もしも」のマーキングやカラーリングが楽しくなるキットです。
デカールはカルトグラフ社製。
パーツ点数:90点以上
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