プラスチックモデル
コード:4545782089769
【実車について】
第二次世界大戦で日本海軍が陸戦隊の装備のひとつとして陸軍の協力のもと開発、装備したのが水陸両用戦車の特二式内火艇(カミ)です。
ベースとなっているのは陸軍の九五式軽戦車で全面的に溶接構造を採用、ハッチにはゴムシールを装備していました。砲塔は二式戦車の砲塔を使用。主砲は一式37mm戦車砲を装備していました。
車体の前後には浮力を得るための着脱式のフロートを装備。前部フロートには前期型と後期型の2種類があり、後期型は一体式だった前期型と異なり左右分割式となっているのが特徴でした。
港湾施設が不十分な南方の島々へ潜水艦で沿岸まで運び、その後自力航行し上陸。フロートは上陸後に外され、通常の戦車として進撃を続けたのです。
1942年に制式化されたのち、終戦までに前期型と後期型を合わせて約180両を生産。サイパンで実戦に初投入され、ニューギニアなどの南方で活躍。
激戦の硫黄島でも使用されたのです。
【商品について】
モデルは1/35スケール、全長約210mmで日本海軍の水陸両用戦車、特二式内火艇(カミ)をフロートつきで再現したプラスチックモデル組み立てキットです。
前部のフロートが左右分割式となった後期型をモデル化しています。前後フロートを装着した独特なスタイルは巧みなパーツ構成などとともにリアルに再現。
前後のフロートは装着した状態、はずした状態のどちらも再現可能。表情の違いが楽しみです。
スライド金型を使って形状をシャープに再現した車体下部、車体上部はサスペンションや足回り、水陸両用車輌ならではのラダーパーツ、さらに、砲塔や主砲、砲塔上部の展望塔や機関室上面の換気塔などもしっかりとモデル化され、メカニカルで特徴的な仕上がり。
足元を固める履帯には組み立てが手軽なベルト式DSトラックをセットしています。
ユニークな形状はミリタリーモデラーには見逃せません。海上航行、海岸線の上陸、さらに、上陸後の陸上走行と情景製作にもアイデアが広がる1台です。
【主な特徴】
●1/35スケールで太平洋戦争で日本海軍が配備した水陸両用戦車、特二式内火艇を再現
●フロート付きでフロートパーツは前部フロートが左右分割式の後期型をモデル化
●履帯は組み立てが手軽なベルト式のDSトラックを採用
●車体上部、下部などスライド金型を使って形状を正確に再現
●サスペンションも実車のメカニズムをリアルに表現
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