カートは空です
アメリカの南北戦争時に行われたハンプトン・ローズ海戦で戦った装甲艦、モニターとメリマックを再現したプラスチックモデル組み立てキットです。
1862年の6月8日から9日の二日間行われたハンプトン・ローズの海戦はアメリカの南北戦争における海戦のひとつで歴史上初となる装甲艦同士による戦闘として知られています。当時はまだ登場したばかりだった装甲艦は船体をそれまでの木製から鉄製の装甲を施した軍艦で敵艦からの攻撃に対して高い防御力を発揮していました。南軍、アメリカ連合国海軍の装甲艦がメリマックで北軍、アメリカ合衆国の装甲艦がモニターです。メリマックはアメリカ合衆国の軍艦でしたが造船所で建造途中にアメリカ連合国の手に渡り、修理改装が施されました。連合国軍ではバージニアと命名し、就役させたのです。一方のモニターはアメリカ合衆国初の装甲艦として建造され、1962年2月に就役。水面ぎりぎりの高さの甲板上に円筒形の砲塔を持ち、ダールグレン砲２門を装備していました。ハンプトン・ローズの海戦では４時間にわたって直接対決が展開されましたがお互いに決定的な打撃を与えられず、決着をつけることができませんでした。しかしながらこの海戦により世界の軍艦はいっせいに装甲艦へと切り替えが進められ、軍艦は大きな進歩を遂げていくことになるのです。
モデルは歴史的な海戦、ハンプトン・ローズの海戦で相見えた装甲艦の2艦、アメリカ合衆国海軍モニターとアメリカ連合国海軍メリマック(バージニア)を再現したセットです。モニターは1/210スケールで仕上がりの全長約22cm、メリマックは1/300スケールで全長約38cm。それぞれ現代の軍艦にはない独特なスタイルを雰囲気たっぷりにモデル化しています。どちらも鉄製の装甲板で覆われた甲板や船体の表面もディテールあふれる仕上がり。メリマックは船体に装備されたボートや砲ももちろん再現されています。ディスプレイ用の海面を表現した情景仕立てのディスプレイベースもセットされ、歴史に残る海戦を伝えるユニークなキットです。
リンドバーグの歴史あるキットの再リリースだけに、ベテランの艦船モデルファンにはもちろん、この機会に幅広い模型ファンにもぜひ手にしていただきたいキットです。
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